みなさん、「輪かんじき」ってご存知ですか?
降雪時に、足がズボッと沈まないように靴の下に装着するアレです。伝統的なスノーシューのようなものというとわかりやすいかもしれません。雪国の小川村では、伝統的な足具として「輪かんじき」を利用してきました。最近は、着用する人もメッキリ減ってしまったのですが、伝統的な技術を絶やすのはもったいない、ということで、今冬に「輪かんじき」作りのワークショップを協力隊と小川山岳会で協力して開催することにしました。本日は、その材料となる「ガヤ」の木を採取しに行ってきました。
「小川村薬師沢の林道付近にガヤが群生している」
という情報を得て、現地に向かいました。
ルートはこんな感じ。雑草も伸びていて、野性味があります。
ガヤの実物を見たことがないので、頼りは同行の山岳会仲間の目のみ。
「モミの木みたいに、チクチクしている」とのこと。
周りをみながら林道を歩くも、なかなかそれらしき植物は見つからない。
どこにあるのかな~と思いつつ、
約20分ほど歩くと、おっ、発見!
独特の形状をしていて、しかも群生しているの非常にわかりやすい。
斜面を登って、バリバリっと伐採。ノコギリで簡単に切れる。
結んだら、こんな感じ。思った以上に、しなやか。
同行の山岳会の先輩たちも曲げてみる。
30分ほど、作業して無事に約40本のガヤの木を切り出しました。
太さは1~3センチほど。どれくらいが輪かんじきに適しているかわかりませんが、とりあえず
持ち帰って試してみます。
2018年1月~2月に小川村のふるさとランドで開催予定のワークショップでは、この木を輪っかのように曲げて、「かんじき」を作りたいと思います。お楽しみに!
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