2017年6月21日水曜日

自給自足体験・鶏解体講座を開催しました!

「自給自足の村」として売り出し中の信州・小川村。
そう、うたうならば、野菜や米や大豆だけでなく、
やはり肉も自給しないと!そして、「いのちをいただく」という観点でみると
動物を自らの手にかけて、その命の重みを感じることは
必要なプロセスであるようにも感じます。

この単純な思いから、鳥解体講座を企画しました。
村内に折よく、老鶏を処理したいという方がいたので
譲っていただくことができました。

写真が、廃鶏となる鶏。卵を十分産んでくれました。


















集まった参加者は小川村をはじめ、長野市や白馬村からも申し込みがあり、約15人。
若い人を中心に関心の高さを感じました。「せっかくの機会だから、命をいただく意味を
考えてみたかった」との声もありました。

(以下、解体の様子をお伝えします。
中にはインパクトの強い写真もあるため、血などが苦手な人はご注意ください。)




はじめに、鳥解体経験の豊富な村内のベテランから、解体の手順を聞きます。



みな、緊張の様子です。







最初の作業は、鶏の頭を落として、血抜きです。思いのほか、鶏が元気で、押さえつけるのも大変。一人が押さえて、もう一人が、包丁でズバッと首を落とします。骨が硬く、なかなか難しい。手間取っていると、鶏が暴れ、血も噴き出すため、簡単にはいきません。




女性の参加者も含め、全員が果敢にも挑戦しました。命のぬくもりを自らの手で奪う瞬間を心に刻みます。




首を落とした鶏は、血抜きのため、逆さにつるしておきます。




しばらく置いて血が抜けた鶏を、熱湯につけます。
こうすることで、毛が抜けやすくなります。
しっかりお湯にさらさないと、なかなか抜けてくれません。




毛が抜けた鶏は御覧の通り。肉屋で見かける鳥肉の姿に
近づいてきました。そこから、カッターを使って部位ごとに切り分けます。



みな無我夢中で、解体に臨みます。
内臓を取り出して、もも肉、手羽先などに
切り分けていきます。



見事、各部位ごとに切り分けられました。
焼き鳥屋さんを始められそうですね。




加工した肉は、BBQや焼き鳥スタイルでいただきます。
串にさすと、様になります。雰囲気はすっかり焼き鳥屋!




調理した鶏肉は、みんなで昼食としていただきました。
老鶏なので、ちょっと歯ごたえありでしたが、噛みしめるほど味がある力強い肉でした。
















参加した30代の女性は「ずっと鶏をさばいてみたかったので、さばけて良かった」と話しました。
また20代の男性は「命をいただく重みを感じました。自分の手で殺生するのはこれが最後でいいです」と真剣な面持ちで話しました。

参加者それぞれに思うところがあったようですが、普段自分たちが口にしている食肉がどのような過程を経て、食卓に届けられているのか、その一端を感じる機会となったのなら何よりです。命を分け与えてくれた鶏たちに感謝して、日々の食卓に向き合っていきたいものです。

【だいずの楽校】 大豆を育てて豆腐を作ろう①

信州・小川村もいよいよ梅雨、大豆の種まきシーズンがやってきました!

小川村だいずの楽校では、「一粒の種から豆腐まで」をテーマに、大豆の栽培から、収穫・調理・食べるまでの一連の流れを年間を通して経験していただく、連続講座「大豆を育てて、豆腐を作る」
を開催することにしました。


昨年の「だいずの楽校」では、名産の西山大豆を使った豆腐作りや大豆脱穀ワークショップなどを開催しましたが、肝心かなめの大豆そのものがどのように生まれ、育まれてきたかを、参加者のみなさんに直接触れていただくことができませんでした。「自ら大豆を育て、その大豆で豆腐を作って食べる機会を持てたら、大豆への愛情や理解もさらに一層深まるのではないか」。そう考え、今回の企画を準備しました。

6月18日(日)に、初回の種まきを実施しました。その様子を紹介します。

当日は、長野市や白馬村からの親子連れなど計10人が参加しました。
会場は、小川村成就地区の北アルプスを一望できる自給自足ファームです。

あいにくの曇り空でしたが、その分、涼しくて、農作業にはちょうど良いコンディションでした。

今回、参加者1人に配布したのは、100gのナカセンナリ。昨秋に収穫したものです。



この種を、伝統的な手作業スタイルで、蒔いていきます。


今は、機械を使った種まきが主流ですが、伝統的な農法では、
写真のような「種まき棒」を使います。もちろん手作り。


棒で、土に穴をあけ、そこに種を2粒ずつ流し込みます。



蟻地獄に吸い込まれる、蟻のように大豆はスッと、土の中に消えます。
うまくいくと、これがなかなか快感。
















芽を出したときに、大豆の列が一直線になるように、紐を引っ張って、それに沿って
種を植えます。今回の企画では、参加者1人が2列の畝を作ります。株間30センチ、2粒ずつを播種します。












親子で仲良く、タネをまいてくれました。無事に芽が出るといいですね。


こちらは三歳の男の子が、くらかけ豆の種まきに挑戦していました。
なかなか上手!

約1時間で、予定していた種まきを終了。あとは、無事に芽が出るよう、祈るばかりです。

7月以降の予定は以下の通りです。

①種まき      6月18日
②土寄せ・草刈り① 7月中下旬
③土寄せ・草刈り② 8月中下旬
④枝豆収穫(未定) 9月
⑤大豆収穫、脱穀  11月
⑥豆腐作り     12月
大豆を育て、収穫し、豆腐にするまでの約半年間。
参加者のみなさんと楽しく、学びながら、進めていきたいと思います。
これからも、よろしくお願い致します。



2017年6月5日月曜日

村民登山で、飯綱山に登ってきました


小川山岳会の村民登山で、2017年6月4日に、長野市の飯綱山に登ってきました。今回は、息子との2度目の登山。








南側の登山口(一の鳥居)から入山しました。新緑がまぶしい












3歳になったばかりの息子にとっては、昨秋の蛇骨岳以来、約半年ぶりの登山。前回は登り始めて、20分ほどでダウンしていましたが、今回は、大きく成長した模様で、なかなか元気に登って行きます。














おにぎりも外で食べるとおいしい!






稜線上に出ると、下界が一望できます。気持ちいい。





2017年6月1日木曜日

タケノコ採り祭りに向けて、竹林整備



近日小川村上野地区にて開催される「竹の子採り祭」の準備で、竹林整備のお手伝いをしてきました。


今、小川村は淡竹(はちく)の季節。6月4日と11日にイベントあります。まだ空席もあるみたいですよ。




(詳細は写真のチラシをご参照ください。当日は協力隊メンバーもお手伝いします)。試食用にいただいた淡竹で、早速すいとん汁を自作してみました。


フレッシュなタケノコがシャキシャキして、味噌とのコンビネーションが最高です!当日は、地元のお母さん方がつくるもっと美味しいすいとん汁を食べられますよ。新鮮なタケノコを楽しみたい方、小川村までぜひ遊びに来てください。