信州・小川村もいよいよ梅雨、大豆の種まきシーズンがやってきました!
小川村だいずの楽校では、「一粒の種から豆腐まで」をテーマに、大豆の栽培から、収穫・調理・食べるまでの一連の流れを年間を通して経験していただく、連続講座「大豆を育てて、豆腐を作る」
を開催することにしました。
昨年の「だいずの楽校」では、名産の西山大豆を使った豆腐作りや大豆脱穀ワークショップなどを開催しましたが、肝心かなめの大豆そのものがどのように生まれ、育まれてきたかを、参加者のみなさんに直接触れていただくことができませんでした。「自ら大豆を育て、その大豆で豆腐を作って食べる機会を持てたら、大豆への愛情や理解もさらに一層深まるのではないか」。そう考え、今回の企画を準備しました。
6月18日(日)に、初回の種まきを実施しました。その様子を紹介します。
当日は、長野市や白馬村からの親子連れなど計10人が参加しました。
会場は、小川村成就地区の北アルプスを一望できる自給自足ファームです。
あいにくの曇り空でしたが、その分、涼しくて、農作業にはちょうど良いコンディションでした。
今回、参加者1人に配布したのは、100gのナカセンナリ。昨秋に収穫したものです。
この種を、伝統的な手作業スタイルで、蒔いていきます。
今は、機械を使った種まきが主流ですが、伝統的な農法では、
写真のような「種まき棒」を使います。もちろん手作り。
棒で、土に穴をあけ、そこに種を2粒ずつ流し込みます。
蟻地獄に吸い込まれる、蟻のように大豆はスッと、土の中に消えます。
うまくいくと、これがなかなか快感。
芽を出したときに、大豆の列が一直線になるように、紐を引っ張って、それに沿って
種を植えます。今回の企画では、参加者1人が2列の畝を作ります。株間30センチ、2粒ずつを播種します。
親子で仲良く、タネをまいてくれました。無事に芽が出るといいですね。
こちらは三歳の男の子が、くらかけ豆の種まきに挑戦していました。
なかなか上手!
約1時間で、予定していた種まきを終了。あとは、無事に芽が出るよう、祈るばかりです。
7月以降の予定は以下の通りです。
①種まき 6月18日
②土寄せ・草刈り① 7月中下旬
③土寄せ・草刈り② 8月中下旬
④枝豆収穫(未定) 9月
⑤大豆収穫、脱穀 11月
⑥豆腐作り 12月
大豆を育て、収穫し、豆腐にするまでの約半年間。
参加者のみなさんと楽しく、学びながら、進めていきたいと思います。
これからも、よろしくお願い致します。
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