went to Nakano city to watch the movie about Primary schools doing well in pupil-centred learning
中野市で開催された映画「夢みる小学校」の上映会へ行ってきました。子ども二人が小学生となる今、自分にとって時宜を得た映画でした。詳細は、映画そのものをぜひ見てほしいと思いますが、「体験学習」を軸に、児童主体の自由な学びを展開する小学校の紹介ドキュメンタリーとでもいいましょうか。南アルプス子どもの村小中学校が中心ですが、長野の公立校で有名な伊那小も登場します。「子どものやりたいこと」を中心において、時間をかけてプロジェクトに取り組むこと、それそのものが生きた学びとなることを目指し、いわゆる国語、算数、社会などの教科学習はほとんど無く、あくまでプロジェクトを展開する中で、必要な知恵として国語や算数の要素を学んでいくという感じでしょうか。プロジェクトでは、子どもたちを中心に、和紙を作ったり、木造の小屋を作ったり、ヤギを飼ったり。授業の内容も子どもと大人で話し合って決めるという。
自分の子どもが普通の公立校に通っているので、どうしても自分側に引き付けて、比較しながら見てしまいます。映画一本見ただけでは、いわゆる教科学習(教科書に沿って、教室で、みんなで一斉に進める一般的な学習)との長短比較など、はっきりと断言できない部分もありますが、プロジェクト中心の学びは、子どもの主体性を引き出し、個々の関心に寄り添った展開につながるのであろうと想像されます。見ていて単純に思うのは、子どもにとってはドキドキワクワクの連続だろうな、ということ。こんな学校に一度通ってみたい(自分が。。。)
同校の校長先生(かとちゃんという方)が「とにかく学校は楽しいだけでいい。がんばらなくていい、というスタンス」「楽しいことを思いっきりできた子は、自分の好きな人生を大股で歩ける」と語っていたのが非常に印象的でした。
このあたりの考え方は、いわゆる冒険遊び場、プレーバークのスタンスにも似ているなと思います。苦行や我慢としての勉強でなく、楽しさ、好奇心、探求心というキーワードに彩られる学び。主体性、能動的な学びを引き出すのは間違いなく後者でしょう。自分は、いわゆる普通の小中学校で学び、高校で多少「自由」を標榜する学校に通いましたが、小中学校の授業で、ドキドキすることなんてあまりなかったような気が。。。楽しさやドキドキは放課後や休日ばかりで、学校はそれを求める場所ではなかったかと。ちなみに大学も似たような感じ(人生に必要なものは、ほぼ山と寮で学びました!断言できます笑)
「知りたい」「学びたい」そんな内側からの好奇心を引き出してあげることこそ、大人や親が、子供に対してすべきことであるならば、現行の教育システムに、疑義を投げかける余地はたくさんあるでしょう。その意味で、この映画は良い刺激をくれました。子どもたちは引き続き、小川の小・中学校に通いますが、そこでの学びは大切にしつつ(親として、教育の在り方について、学校と対話する必要性もあるでしょう)、放課後や休日に、全く違う視点やアプローチでの学びを仕掛けることができるかもしれない。少なくとも、この映画をみて、自分が小川村で、子どもたちにしたいことのアイデアがたくさん出てきました。現状に何か足りないと思えば、その足りないと思うものを、自分たちで補う努力をすればよい。何でもかんでも、学校に任せ、丸投げするのは違うと思うし、それは全然面白くない。
というわけで、「夢みる小学校」見てよかった。未見であれば、学校の先生や、子を持つ親御さんには、特に見てほしいですね。こういった話、小川村でもどんどんしていきましょう。とりあえず、小学校に夢見ろ、という前に、まずは自分で夢みるオヤジでありたいと思います。描くべきは、ただの夢想ではなく、具体的な未来。未来のために、今ここで、やれることをやる。
来週から娘も小学一年生、楽しい時間が始まりそう!
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