2016年11月16日水曜日
だいずの楽校1 脱穀体験しました!
少し前になりますが、11月5日の土曜日に「だいずの楽校」①として西山大豆の脱穀体験イベントを実施しました。
この日は、アルプスも丸見えの超快晴。外にいるだけで幸せになれる好条件でした。
この日の参加者は、長野市からの参加者と、スタッフ、講師を含めて計10人と少人数でしたが、その分、参加者間でゆっくり交流しながら、脱穀に臨めました。
実施した脱穀方法は2種類。
最初に取り組んだのは、「叩き棒」を使った脱穀です。「ネコ」というやわらかい筵のような敷物の上に、大豆を並べて、少し曲がった棒で、思い切りたたきます。2人がペアで両側に立つのが特徴です。「イチに、イチに」とリズムを合わせながら、餅つきの要領で、交互に叩きます。
テンポよく叩くのがなかなか面白い。乾燥した鞘の中から次々と黄金色の大豆が飛び出しました。
続いて、「叩き台」を使った脱穀です。
竹を並べた、巨大な琴のような土台に、大豆を叩きつけて鞘の中の実を落とします。
伝統的な農具とのことで、村の中でも今はつかっている人はほとんど見かけないそうです。
大豆「を」叩くか、大豆「で」叩くか、いずれにしても、外側から打撃を加えて、鞘から実を落とすのは同じです。
落ち切らなかった実は、手で一つ一つ外します。青空の下の作業は、とても気持ちいい。
脱穀したばかりの大豆には、葉っぱや枝などクズがたくさん混じります。そこで、伝統的な農具の「唐箕(とうみ)」を使って、ゴミを取り除きます。取っ手をグルグル回して、送風し、軽いゴミを吹き飛ばすという仕組みです。至極単純なメカニズムですが、これが実に良い仕事をします。昔の人の知恵は侮りがたしです!
こうして、宝石のような大豆がようやく手元にやってきました。
参加した小学生の女子は、「大豆って、とってもきれいなのね」とにっこり。自分で手をかけただけに、感動もひとしおのようです。大事に食べてくださいね。
作業が終われば、お楽しみの「お茶っこタイム」!
北アルプスを眺めながら、焼き芋を片手に、のんびり過ごしました。
これぞ、至福の時というものです。
小さな参加者のみなさんも、心地よい昼時の風に吹かれていたようです。
おしまい
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