2017年2月9日木曜日

だいずの楽校~冬①呉汁おぶっこ&こんにゃく作り



”だいずの楽校~冬”の初回「呉汁おぶっこ&こんにゃく作り」を1月28日に、小川村公民館で開催しました。今回は長野市を中心に、北信各地から8名が参加してくれました。

ところで、呉汁とはなんでしょう?

大豆をすりつぶした生呉(なまご)を
みそに溶かしたスープのことです。長野の伝統食というよりは、日本各地で古くから愛好されているようです。

では、なぜ呉汁と呼ばれるのか?導入でクイズをしてみました。














答え、わかりますか?
答えは。。。。

どれも正解ではありません!諸説あるそうですが、少なくともこの3つは
関係ないそうです。(ヒンシュク回答ですみません)

さて、気を取り直して、本編に入りましょう!













今回使う材料です。


呉汁の前に、本日はこんにゃく作りに取り組みます。
講師は、いつも村でお世話になっている染野さん。

まずは、こんにゃく芋をさいの目状に切ります。
手がかゆくなる人は手袋をするといいです。




続いて、ミキサーにかけます。滑らかになるまで




少し水を入れた鍋にミキサーでなめらかにしたこんにゃく芋
を投入し、15分ほど煮ます。この間、焦げ付かないようにこまめにかき混ぜます。



鍋ごと流水にいれて粗熱をとったあと、炭酸ソーダを入れて
かき混ぜます。(目安の温度は60℃)

徐々に粘りが出てきます。意外と重いので手が疲れます。

固まってきた「こんにゃく」はバットに詰めて、叩いて延ばします。
その後、冷暗所へおいて、約1時間待ちましょう。


なかなか素敵



次に、「呉汁おぶっこ」作りです。

まず、おぶっこです。

「おぶっこ」とは、小麦粉を練ってつくる幅広の麺類です。
「ぶちこみ」「ぶっこみ」などとも呼ばれます。
それに、「お」をつけて、ちょっと上品にまとめたようです。長野の北信地方では
メジャーですが、他地域ではそうでもないようです。
形状としては、山梨でいう「ほうとう」のイメージに近いと思われます。




器用にまとめて、かわいく切ります。



ほどくと、素敵な麺になりました。


次にスープとなる呉汁です。
大豆を一晩水に浸して、使います。
使用するのはもちろん自分で育てた小川村産の大豆です。
ミキサーにかけて、滑らかに。

できあがった大豆の汁が「生呉(なまご)」です。


別途つくった味噌汁(かつおだし)に「生呉」を大胆に豆乳! いや投入



しばらく煮込むと、栄養たっぷりな呉汁ができました。





完成!呉汁おぶっこ




つづいて、
こんにゃくの仕上げです。

固まったこんにゃくに切れ目をいれて、



中にしっかり熱が通るまで、煮込みます。
(10-20分)


こちらも出来上がり!


さしみこんにゃくにすると、最高です





最後はみんなで試食会。

呉汁おぶっこはクリーミーな味わいで、
体がポカポカ温まります。
刺身こんにゃくはプルプルして、臭みもなく
白身魚の刺身に匹敵する美味しさでした。

海の幸もいいけれど、こういった山ごはんも素敵ですね。



おしまい

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